
「ペルソナ」シリーズで多くのファンを魅了してきたアトラスが、満を持して送り出す完全新作ファンタジーRPG。今回は、この話題作をプレイした感想をまとめていきたいと思います。結論から言うと、「ペルソナで上がり切ったハードルのはるか上空を飛んで行った」そんな作品でした。
魅力的な世界観と、評価が分かれるストーリー
本作の舞台は、様々な種族が共存しながらも、格差や差別が横行するダークなファンタジー世界。物語序盤から政治的陰謀や宗教との癒着といったヘビーなテーマが描かれ、一気にその世界観に引き込まれます。
ペルソナシリーズでおなじみのカレンダーシステムを継承しつつ、重厚なファンタジー世界を描いているのが特徴です。
シナリオについては、「序盤からクライマックスと言ってもいい展開で、一切中だるみすることなく最終盤までずっとヒリヒリする展開が続いた」という声がある一方で、「中盤は結構ダレる」「良くも悪くも王道で、毒気が少ない子供向けな内容」といった意見も。
全体的に重苦しい雰囲気が続くため、人によっては気疲れするかもしれませんが、このダークな世界観が好きな人にはたまらないでしょう。
やり込み甲斐のある戦闘とジョブシステム
戦闘システムは従来のペルソナから一新され、戦略的な「ジョブシステム」が導入されました。各職業で覚えられるスキルが初めから提示され、どう育成していくか計画的に進められるのが非常に面白いです。
コマンドバトルでありながらスピーディーでテンポが良く、しっかり考えてパーティを構成する必要があるため、やり込み甲斐は抜群。ボリュームも「これ以上あったら食べきれない」と感じるほど満点です。
全員が好きになる!魅力的なキャラクターたち
このゲームの最大の魅力は、なんといってもキャラクターでしょう。多種多様な種族のキャラクターが登場し、その全員が非常に魅力的です。
仲間はもちろん、いわゆる敵役にもしっかりとした行動動機や信条が描かれており、「ただの悪役」が存在しません。そのため、ヴィランを含めたほぼ全てのネームドキャラを好きになれる、稀有なゲームだと感じました。
圧巻のBGMと超おしゃれなUI
アトラス作品といえば、音楽とUIデザインも注目ポイントです。本作のBGMはまさに圧巻の一言。お経のようなインパクトの強い曲もあれば、ゲーム全体で使われるフレーズが流れただけで熱い気持ちにさせてくれます。耳に残りつつもゲームの邪魔にならない、絶妙なバランスです。
UIは過去作同様、超おしゃれ。特に仲間との絆を深める際の「握手の演出」は、そのキャラクターとの強いつながりを実感でき、非常に好きなポイントでした。
まとめ:全人類にプレイしてほしい神ゲー
ペルソナらしさを感じさせる部分もありつつ、ファンタジーRPGとして見事に昇華させた傑作です。ストーリーの好みは少し分かれるかもしれませんが、世界観、システム、キャラクター、音楽、そのすべてが最高レベルで融合しています。
書ききれないほどの細かい感動がたくさん詰まったこの作品、ぜひ先入観なしの初見でプレイしてみてほしいです。